2011年7月21日 (木)

チケットぴあではチケットを買わない

1 今日、「ぴあ」の情報誌の最終号が発売になった。
最終号なので雑誌としての「ぴあ」は39年の歴史に幕を閉じたわけだ。

もちろん、チケットぴあは今まで通り業務を継続するのだろうが、もはや知人には「チケットぴあでチケットを買ってはいけない」と言うしかない状況になっている。

僕は演劇やライブ、スポーツ観戦、子供連れのイベントなど、相当量のチケットを買っている。

しかし、できるだけ、チケットぴあ、ローチケ、e+ からは買わないよう努力している。

なぜか。

それは値段が高いから。
チケットを定価より高額で販売するのは世論では
ダフ屋と呼ぶのではないだろうか。

しかも、ダフ屋なら座席位置に合わせて価格を変えるが、場所の悪い方の指定席から定価より高額で販売するのだとしたら、なお、タチが悪い。

チケットは定額だから、高く売るわけがない、と思った人もいるかもしれない。
それは間違いだ。

これは最近買ったチケットと支払った代金の例。

1.公演名: 「ベッジ・パードン」(演劇) 

会場名: 世田谷パブリックシアター(東京都)
席種・枚数: S席 9,000円 × 2枚 = 定価は18,000円だ。

料金明細 (★が定価に追加される料金)
チケット料金:  S席  9,000円 × 2枚
★システム利用料: 210円 × 2枚 計 420円
★発券手数料: 105円 × 2枚 計 210円
★特別販売利用料: 500円 × 2枚 計 1,000円

合計金額 19,630円 で、定価18,000円と比べて
1,630円も高くなり、この場合は定価の9%だ。

2.公演名: 松任谷由実 (ライブ)

会場名: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)
席種・枚数: 全席指定 8,400円×2枚 =定価は16,800円

料金明細 (★が定価に追加される料金)
チケット料金:  全席指定  8,400円 × 2枚
★システム利用料: 210円 × 2枚 計 420円
★発券手数料: 105円 × 2枚 計 210円
★特別販売利用料: 600円 × 2枚 計 1,200円

合計金額は 18,630円で、定価の16,800円と比べて
1,830円も高くなり、この場合は定価の10.8%だ

意味もわからない内容で、2人でレストランで外食できる金額を上乗せで払わされている。特別販売利用料の金額のさじ加減ぶりも嫌になる。

もし、ぜひとも見たいイベントがあったらできるだけ先行販売で入手したいと考えるだろう。
熱烈なファンほど先行販売を利用する。
それは多くが抽選だ。

先行販売には特別な追加料金が課せられる。
これが高額になるひとつめの理由だ。
「先行手数料」とか「特別販売利用料」とか呼ばれる。
チケットは定額で販売されるもの、という概念はウソっぱちだ。

先行販売で買うと良い席がとれる、というのは妄想だ。
むしろキャンセルできないため、後ろや端っこの席から先行に回したりする。
先行販売は座席を選択できないが、一般発売は座席位置を選べるイベントも多い。

自分が買ったライブや演劇のチケットを一般発売でも買ってみて、そのことがわかった。
また、そんなバカなことをしなくても、オークションに出品されている一般発売で入手した、というチケットの写真を見れば、それ(先行販売に人気の無い席が割り振られていること)が、まんざらオーバーな話ではないことが解るはずだ。
(これは以前、日本サッカー協会の代表戦でもやられていて、思いのほか観客が入らなかった試合で、スタジアムの前列にポツポツとしか観客がいなくて、2階席がビッシリ埋まっていることが何度かあった)

そして高額になる2つめの理由がシステム利用料だ。
チケットぴあのウェブサイトで購入した場合に課せられたり、
コンビニで発券するときに追加で支払う追加料金だ。

しかし、考えてもみて欲しい。
オンライン販売を理由に価格を割引するショップはいくらでもあるが、
オンライン販売を理由に割り増しする業界はチケット業界だけだ。

割合とすれば少額でしょ、と思うかも知れない。
チケットそのものが通常は高額だからだ。
しかし、それも違う。

下記はサッカー日本代表戦のチケットを子供が観戦に行くので
入手したときに支払った金額の明細だ。

これはファミリーマートの先行だが、実質チケット売買の運営は
イープラスだ。

キリンカップサッカー
席種・料金 : カテゴリー5 小中生:\1,000×3枚[チケット料金]

料金合計 : \3,840
 内訳
 <第1希望>
 チケット料金 : \3,000
 --------------------------------------------------------
 システム利用料 : \630
 振込手数料 : \210
 ※別途店頭発券手数料:\315をお支払いください。

定価のチケット代金3,000円に対して、1,155円もの追加料金になる。
これは定価の38.5%の上乗せ。40%近くも高くなる。

このご時勢にこの横暴ぶり。
これは合法なのか? とすら疑いたくなる。

チケットぴあに限らずイープラス、ローチケだってそんなに替わりはしない。

チケット流通業者を通さない方法で購入すれば
もちろん定価で買うことができる。(チケット送料は通常別途かかる:これは一般の
物流のしくみと同じことだ)

どこで買うのか。

例えば劇場窓口、
プロモーター販売、
劇団の直接販売、
各種クレジットカード会社の先行販売、等だ。

むしろ、上乗せの金額を考慮したら、オークションでプレミアで購入した方が安い場合だってあるんだから始末に負えない。

高額転売を批判するチケット業者が
自分たちは子供達に40%近くも高額のチケット代を支払わせているのだから。

"定価で買うことができる"という当たり前のことが当たり前でなくなっている。

自分たちで自分たちのクビを締めていることに
いつか気付いたときはきっと遅いだろう。


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2008年3月28日 (金)

前売券のシステム使用料をユーザに負担させるな

息子が知人達と行きたいのでJリーグ(J1)、川崎フロンターレの自由席を
至急入手したい、というのでとりました。

川崎フロンターレの等々力競技場のチケットなんですが、
子供だと当日1200円、前売り800円です。

で、フロンターレのホームページで見ると、
チケット業者がいくつか選択できる(リンクされている)のですが、
素早く購入したいときは、いつもの e+、ローソン、ぴあになります。
で、直前だったのでe+とローソンはス既に完売、なぜかぴあだけ
残っていました。

で購入することにしたことはしたのですが、
ぴあだけ売れてない理由が、決済対話を進めているうちに解りました。

会場名:等々力陸上競技場
 ■購入チケット情報
  Aホーム小中  1枚   自由席
 ■料金明細
  チケット料金:Aホーム小中 1枚 計800円
  システム利用料:210円 × 1枚 計 210円
  店頭引取利用料:105円 × 1枚 計 105円
  合計金額:計 1,115円
  ---------------------

せっかくプロモータは800円の前売券の設定をしているのに
ぴあで買うとほぼ前売りの意味なし。

やはり、システム利用料をユーザに負担させるこのシステムは
不買運動に繋がってもおかしくないようなしくみに思えます。

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2007年4月 9日 (月)

「ドブの輝き」と「社長放浪記」

Otona_dobu_070314_3 一般発売日に休暇のため海外にいたこともあるんですが、 あろうことか大人計画の舞台「ドブの輝き」のチケット先行抽選をことごとく外し、久しぶりに完敗、入手できませんでした。

  熊沢パンキース以来・・の入手できず・・「ドブの輝き」 (右画像)

本多劇場はキャパが小さいのでやっぱり人気劇団はきつい。 で、仕方ないのでオークションで高額でも買うかな、と価格の動きを物色中・・で、プレミアに払わなくてはならない分を別のチケットで捻出しなければと(をいをい)。

Shachou_2 三谷幸喜/伊東四朗/三宅裕司/佐藤B作の「社長放浪記」(左画像:これも本多劇場)を早々にたくさんゲット(というか重複)。

社長放浪記もプラチナ化必至だから、これをオークションで売って、その利ざやで「ドブの輝き」
を高額でも買おう・・

いかんなぁ・・これが現実とはいえ、これではまるまる チケットゲッター・・プチダフ屋・・

いまのチケット販売方法はこうした育成のしくみを
助長しているのだ・・と感じるのは僕だけではないはずだ。

正規のチケット販売業者がネットでやっていることもまた、狂っている。

チケットを高額で売るな、という風潮があるのに、正規大手のチケット業者からネットの先行販売で購入すると、定価のチケットより500円も600円も高く支払わされる。

ネット手数料だとか、サービス料とか意味が分からない名目だ。今時、ネット購入でかかる費用を客に負わせようとするのはチケット業界だけじゃないの?

★ IT情報のコラム「進め!インターネットマン

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2007年4月 8日 (日)

恐怖のF1富士 観戦チケット

F1fuji00_1 

新しくなった富士スピードウェイで開催されるF1。

抽選販売がもう始まってますので、モソモソと情報収集。
以前、鈴鹿で一緒に観戦した知人さんには
メールしときましたので
いろいろとご検討あんどご回答、ご返信たのんます。
鈴鹿でご一緒した更にオカしな二人組は今のところ誘って
いません(笑)。まぁ、ホンダがこの調子だから「髭」は
観に行く気もないかもしれませんが。
(まずはコンスタントにスーバーアグリより良い結果が
出るように頑張って欲しい(汗;) >ホンダ)

さて、チケットのはなし・・
抽選なので当たらなければ蚊帳の外ですが、
どの指定席で申し込むかがまず問題・・

新しい富士には行ったことがないし、Fポンもみないので、
みどころのポイントが解らない。今週末、テレビでFポン
やるかな・・・

もちろんグランドスタンドをとる気はさらさらありません。
お金もないし・・
で、コース図をながめてここはポイントかなと推測できる
指定席をピックアップしたら、ベラボーに高額の設定ですた。
7万も5万も出せません・・

気を取り直して価格から絞り込むと・・
なにやらスピードが抑え気味になりそうな後半に指定席部分が
集中している感で、それでも鈴鹿より割高…。
「これでこんなに高額ならやめようかな」という感じです。

また、今回は混雑緩和のためライド制を導入。
近くの鉄道駅からバス便を選択しようと思いましたが、
果たして、予測入場者14~15万人をいったいどうやって
何台のバスで運ぶつもりなのか、
不安になってきました・・・帰りね・・

どうする?
果たして未知なる恐怖に挑戦すべきか・・

そうそう、ちなみに郵便振込という支払い方式があるので
当たっても期日までに支払わなければ、
結果的にキャンセルとなり、買わなくてもいいんです。

これはプチダフ屋の横行を意味します。

大量に申し込んで、当たったらオークションに定価からで出品、
落札されれば払い込んでチケットをゲットし、落札者と取引、
高額になればホクホクです。
もし、入札がなければ払い込まずにチケットはキャンセル・・
というわけです。
なんのリスクもなく、大儲けのチャンスだけを享受できます。

いいのかっ、そんな仕組みで!!

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