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2015年8月24日 (月)

油井亀美也宇宙飛行士がNASAではなく、ロシアのロケットでISSに行った理由

油井宇宙飛行士はなんでNASAのロケットで宇宙に行かなかったんだろう

先日、JAXAの油井亀美也宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)の任務に就きました。
このとき、油井飛行士はロシアの宇宙船ロケット「ソユーズ」で宇宙に旅立ちました。そのニュースを聞いて「油井飛行士はなんでNASAのロケットで行かないんだろう?」と思った人も多かったと思います。

NASAの有人ロケットと言えばスペースシャトルが知られていますが、実はこのスペースシャトルは2011年7月で引退し、今は使われていないのです。そして現在、NASA自身は有人ロケットを打ち上げることはしていません。
そのため油井飛行士はロシアのソユーズで宇宙に行くしか方法がなかったのです。

01
スペースシャトルの離陸。この雄姿ももう過去のもの

スペースシャトルとソユーズには大きく異なる点があります。スペースシャトルは宇宙と地球を往復することができ、帰りは空港などに着陸、再利用可能です。一方、ソユーズは言わば使い捨てロケットで、帰りはポッドのような帰還船に乗り大気圏に突入、パラシュートで海などに落下します。
そのため、油井飛行士は落下場所が海洋や山中であることを想定し、様々なサバイバル訓練を受け、ロシア語も勉強したようです。

02
スペースシャトルは空港に着陸することができる

ではなぜ、スペースシャトルは引退してしまい、継続されていないのでしょうか。
ひとことで言ってしまうとコストがかかりすぎる、予算の問題です(費用対効果が低いというのも同義ですね)。スペースシャトルは再利用できるという利点から、もっと廉価に運用できる目論みでしたが、実際には事故などもあって、そうはいきませんでした。
現在、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送サービスは無人ロケットを民間に委託して行っています。それが「スペースX」や、「オービタル・サイエンシズ」です。なお、スペースX社はテスラ・モーターズでも話題のイーロンマスク氏が設立した企業です。
今年6月に、スペースXはISSに向けた補給船を搭載した「ファルコン9」ロケットを打ち上げましたが、打ち上げ2分後に爆発、失敗に終わりました(8回目の打ち上げで初めての失敗)。

国際宇宙ステーションの役割と未来

国際宇宙ステーション(ISS)は地上から約400km上空を周回している有人衛星です。
アメリカ、ロシア、カナダ、日本、欧州の数カ国など15ヶ国が参加している国際協力プロジェクトです。

Iss


このISSには日本の実験棟部分が設けられていてそれが「きぼう」です。
ISSのプロジェクトももちろん未来永劫のものではありません(「宇宙兄弟」のマンガの中でも触れられていますが)。2010年までで既に日本も7100億円も支出していて、更に2015年までに2000億円の支出と言われています。問題なのは支出よりもその効果の部分にあると思います。それだけの費用をかけて国民のためにどのような利益を生み出しているのか、もつと情報公開すべきだ、と訴える署名人もいます。いずれにしても当初は運用期限が2016年を予定されていて、更に2024年までの延長が目処とされていますが、国際協力プロジェクトならではの難しさで各国の調整が必要な点で、今後の予定には曖昧な部分を残しています。

画像出展 (C) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

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