« 5月15日はイチゴの日、ゴールデンレトリバーの笑顔 | トップページ | 吉田拓郎ニューアルバム「AGAIN」とツアー「吉田拓郎LIVE2014」 »

2014年6月 2日 (月)

人造人間キカイダー REBOOT レビューと石ノ森萬画館

5月に仙台に行ったので、石巻まで脚を伸ばして石ノ森萬画館に行きました。

20140504100019

震災前にも行きましたが、震災後は初めて。
ずいぶんエンタメ系に変貌していて、面白かったですよ。

20140504125806

萬画館にはフランソワーズのキャストもチラホラ。
おじさん達はメロメロ(意味不明)。

20140504133120_4


子供連れには、ご当地キャラとして誕生した「シージェッター海斗」は20分くらいの映画もあり(仮面ライダーガタックの俳優さんが主役)、とても楽しめます。萬画館の中の図書館で、シージェッターのコミックを無料で読むことができます。

僕が行った日はゴールデンウィークだったので萬画館の横の広場でイベントが行われていて、シージェッターショーもあってちびっ子達は大喜びでした。

20140504133006_2

さてはて、キカイダー REBOOT です。

20140504133121

公式ホームページはこちら

キカイダーの原作は石ノ森作品の代表作のひとつと言っていいほど、秀逸の出来栄えです。先日も紹介しましたが、それを比較的トレースしたアニメ版キカイダーはとても素晴らしい作品でした。
そんな背景があったうえでの、僕にとってのこのキカイダー REBOOTですが、感想をひとことで言うと、とても残念な作品です。

最も残念なのは脚本。
キカイダーの原作を読んでないんじゃないか、と思うほど稚拙なストーリーです。赤と青の葛藤も、正義と悪の表裏も、感情があるが故の人間の苦悩も、まったく描いていません(描けていません)。元祖の特撮版の子供向けキカイダーの方がまだ原作の本質に近いです。
ストーリー展開に無駄で不必要なエピソードが多く、しかもそれぞれに魅力がなく、ストーリーの基幹にも無関係、いったいなんでこういう話しを入れるのか謎。光明寺ミツ子の留学のエピソードも、出発うんぬんのエピソードも不要。

次に残念なのはキャスティング。
主役のアクションは秀逸でしたが、ジローはイカつくてはダメです。むしろ弱い、人間よりもピュアでナーバス、そのためにアンバランスな感情を持っています。まさにピノキオのような。
光明寺博士は天才科学者です。彼もまた悩める人です。だから今回のキャスティングは論外。そもそも頭がよさそうでなくてはいけません。
光明寺ミツ子はロボット工学の権威である光明寺博士の助手です。更にこの先(続編)が続くとすれば、キカイダーの良心回路を完成させるために尽力するはずの、いわば知性が高く、その分感情面では少しアレな感じです。ですが今回の脚本からはその設定がごっそり落ちているためか、キャスティングもファンとしては受け入れにくいものに感じました。
唯一ハマっていたのはマリ。先入観がないこともありますが、立ち振る舞いがカッコ良かった。

アクションシーンは楽しめました。新しい感覚の驚きはあまりありませんが、ロボット戦ならではど派手な格闘シーンはワクワクしました。
とはいえそのアクションシーンでさえ、次第にダラダラ感が強くなって、本来は本編のクライマックスのはずのハカイダー戦では退屈に感じました。
電磁エンドもしかり。もっと周到に演出して欲しかったところ。

と、思ったままのレビューをネタバレないようには書きましたが、要するに原作が秀逸でそれを表現したり、映像化して欲しかった、というファンとしての期待が不満になった、ということです。
原作のキカイダーを除外して考えれば、普通に格好良いアクション映画だと感じます(「009ノ1」よりは数10倍もデキは良い)。普通くらいに。
ただ、この作品は根幹の部分で解釈を間違えていますので、石ノ森「キカイダー」のストーリーを映像化したものとは言えない、と感じます。

↓おすすめのアニメ版 これが本当のキカイダー

Kikaider02_4

人造人間キカイダー THE ANIMATION DVD-BOX

僕の書いた本が出ました
  ↓デジタルカメラや写真好きの方はぜひ手に取ってください
   ブロガーの方はぜひ紹介やアフィリエイト・リンクをお願いします。
Stitlecambook

■デジタルカメラのしくみやスマートフォン活用術がわかるウェブマガジン
 「週刊デジマガ」もやっています(無料です)
Spillum01450


 ご愛読おねがいします。

 http://digi-maga.com/

|

« 5月15日はイチゴの日、ゴールデンレトリバーの笑顔 | トップページ | 吉田拓郎ニューアルバム「AGAIN」とツアー「吉田拓郎LIVE2014」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211443/59745289

この記事へのトラックバック一覧です: 人造人間キカイダー REBOOT レビューと石ノ森萬画館:

« 5月15日はイチゴの日、ゴールデンレトリバーの笑顔 | トップページ | 吉田拓郎ニューアルバム「AGAIN」とツアー「吉田拓郎LIVE2014」 »