フリード ハイブリッド(FREED HYBRID)の燃費
昨年末にホンダのミニバン、FREED HYBRIDを買いました。
うちは家族が多いため、7人乗り以上が欲しくて、昨年、プリウス・アルファ発表時に契約するつもりでトヨタに試乗会に行ったのですが、納車まで1年以上、値引き2万円というのでやめました。
しばらくハイブリッドは無理かな、と思っていましたが、ホンダがFREED HYBRIDを出したので、なかば決めうちでホンダ本社の友人に電話して「どこの販社に行けばいい?」と聞いた次第…。
FREED HYBRIDはこんなクルマ。
CMで「チョードイー! チョードイー!」って言ってるヤツです。
で、まずはみなさんが一番気になる燃費ですが、だいたい12km/L~14km/L、ミニバンにしては良い燃費ですが、ハイブリッドにしては悪いです。
とはいえ、比較対象のプリウスが良すぎるわけで、ミニバンとは言え、ワンボックス系でこれだけ走るのはそうそうないのですが、それでもやっぱりプラウスなら2倍走るのになぁ…といった感想です。
ご存じのこととは思いますが、トヨタとホンダではハイブリッドの方法が異なっていまして、ホンダのハイブリッドは加速などエンジンにかかる効率の悪い無駄なガソリン消費を減らしてそこのところをモーターがアシストする、といったしくみです。ちょうど、働きのイメージとしては、ターボなどの過給器の代わりにモーターが付いているという印象です。ターボなら加速し続ける間は効き続けますが(もちろん燃費は悪くなります)、モーターは加速の最初のうちだけ効かせて、ある程度まで加速したらまたエンジンだけに任せる、という味付けになっています。
これはこれで考え方は正しいのですが、なにしろバッテリーの容量不足なのか、モーターをガンガン使えるほどの電力チャージがありません。例えば、中央道の談合坂なら、下でバッテリー満タンでモーターを効かせ始めたとして、半分くらいのところでもうチャージを使い果たし、まだ上り坂なのにモーターは使えず、逆にチャージすることに専念しようとする始末です。バッテリー容量が2倍あったなら、もっと燃費は向上するはずだと感じます。
ハンドリングについてはミニバンなのでいろいろはいいません。なんとなくアンダーステアが強く、旋回半径が膨らむので、コーナー侵入時にチョンとアクセルは戻すリズムが良いようです。内装は一番グレードの高いモデルをチョイスしたのにホンダらしく、今ひとつ高級感はありません。特にダッシュボードは特筆して質感がありません。
悪口を言っているように聞こえているかもしれませんが、FREED HYBRIDはプリウスの存在が無かったなら、トヨタや日産の内装技術がなかったなら、ハイブリッド・ミニバンとしてお勧めのクルマになっていたと思います。
さて、それよりなによりひどいのは純正カーナビ(インターナビ)です。
純正オプション品の大嫌いな僕が、何を間違ったか、20万円もする純正カーナビを付けました。仕事でナビの記事をやっていたこともあり、ホンダの一番高いカーナビはどんだけ凄いのか、と興味があったからです。
んで、これが相当ひどい。数え上げるときりがないのですが、まず最も重要なナビゲーションがひどい。以前にツイートしましたが、わずかなショートカットのために、同じ高速道路の手前のICを降りて一般道路をちょっとだけ走り、次のICからまた乗るようなナビゲーションは絶対にありえないはずですが、平気で誘導します。高速料金はハネ上がります。
下のナビゲーションを見てください。
下から走行してきて(赤い矢印)本来は直進する道路です。
なにかの理由があるのか、わずか数100mの直進を避けて、右に大きく迂回するように誘導しています(黄色やじるし)。
しかも、迂回路は高速道路を指示しています。わずか数100mを迂回するために高速道路に乗り、隣のICで降りて国道246を通って戻ってこい、とカーナビは言っているのです。
もちろん、数100mの直進を迂回するにはこんなに大回りしなくても町田街道方面への裏道はすぐ横にあり、左にはつきみ野を回るルートがあるのにも関わらず、です。
もちろん、変な優先設定などしていません。
まぁ、どんな優先設定をしていたとしても、こんな意味不明なルートを案内するのはバカげています。知っている道でよかった、です。不信感は100倍になりましたが。
カーナビについては、こればかりは相当な損をしたな、と痛感しています。
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